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いまはディレクターやってます

『180日でグローバル人材になる方法』

某セミナーで商品として配ってて気になってました。
ジュンク堂で立ち読みした時は、「英語の本かぁ」と思ってたんですけど、頭から真剣に読んだ結果、全く違う事が判明致しました。立ち読み怖い。

180日でグローバル人材になる方法

題名の通り、グローバル人材になるための本です。
主にコミュニケーション、スキル、考え方、英語ですかね。
アメリカのシリコンバレー対策になってるので、グローバルといっても、フォーカスしている印象はあるし、ヨーロッパやアジアが同じような体制なのかといえば、きっと違うんだろうけど、とにもかくにもこれを知らなければ渡り合えないんだろうなぁと知識ベースでふむふむしながら読んでました。

グローバル化トレーニング [その1]

  1. 自己主張訓練
    • p 意思疎通の為のプロトコル。お互いの考え方や立場を理解する事
    • t 丁寧かつ相手をリスペクトしながら、思っている事をストレートに表現する。相手の発言もストレートに受け止め、よけいな深読みなどはあえてしない。
  2. 対等姿勢訓練
    • p 自立、分業、共存。常に対等な姿勢で臨むことが重要
    • t 海外ではいろいろな人がいるのが当たり前。外国人や異なる分かに対して過剰な意識をあえて持たず、常に相手をリスペクトして自然体でいられるように訓練する。
  3. 得意分野訓練
    • p 分業を実践する。何かしらのアピールができれば、ネットワークの壁を越えることができる。
    • t 趣味でも仕事でも、自分の得意としている事を日本にいるうちに深く極めておく。できれば得意分野を活かして海外にプローチし、自己アピールの訓練をする。
  4. 人脈構築訓練
    • p 相手のメリットを考える、仕事に関する得意分野で相手に貢献する事がいちばんの近道
    • t 得意分野に関係する集まりやイベントに参加、または、自分で開催する。そこで海外の人とのネットワーキング活動を実習訓練する。あせらず時間をかけて人脈構築に取り組む。

このように日々の訓練が必要です。

横型ネットワークを見ていて思ったのは、現在のコミュニティ活動の横行はまさにこれで。昨今のオープンソースの流れから始まったと思われるわけですが、究極的に広まれば日本の縦型社会も変わるかもしれませんのう。それが何年先になるかわからないけど、ものつくりが圧迫されてきたように縦型もオワコンになるかもしれない。そもそも年功序列だと会社の利益厳しいから公共ぐらいっしょって世の中だったら、謀反的な活動は推奨とは言わないけど、実際に行動に現してみる必要はあると思うのでした。

アメリカンネームを持とう

という話が出てくるので、面白そうだと思って調べてみました。著者は名前から取ってたんですけど、私の名前は長くないので同じようにできない。アメリカンネームの付け方を読むと、①名前の一部、②ありがちな名前、③好きなアニメ。と、まぁ、別にとらわれんと自由らしい。日本人格とアメリカ人格を分けるのであれば、思い切って全然違う名前で呼ばれるのもありかもしれない。私は、twitterアカウントのクレアか、名字のアルファベットを組み替えたケリーにしようかなと。というわけで、Hello! Please call me, cheri!! と、言う場に出かけて行こうww

最後は英語の勉強を

180日間で上記を全て網羅するような方法を書いている。
これで薦められている英語の勉強方法は、英語脳を作る事と、ビジネスとして基盤を築くために、ボランティアや横のネットワークを広げる方法を紹介している。他の本とは違って、具体的な小さな目標ベースではなくて、まずはその環境をなんとかせよ!的な問題解決の方法にムラムラする。
それにしても、現在はMBP取得を目指す日本人は減ってしまったというには驚いた。確かに日本でMBA取っても仕方ないという本がいくらか積み上げられているのは見たが、それを活用するのは当人次第だと思ってた。縦型社会がそれを許さないのか、やっぱり日本が好き☆(だからアメリカで働くつもりはないです)なのか。