書評『発想をお仕事にする人の発想術―活躍する70年代生まれの11人のクリエーターたち』
【読了】『発想をお仕事にする人の発想術―活躍する70年代生まれの11人のクリエーターたち』岡本 象太 ☆4 http://t.co/lavS1m2qOZ #books
— CHIE✴ (@crea_memo) 2013, 7月 13
各界で活躍する人のインタビュー集。 こういう本は、新しい何かを求めるというよりも、そのヒントになればいいな!と思って割とゆるい気持ちで読むのがいいと思いますです。
書いてあることがそのまま自分にも合うかと言えば、んなわけないですからね。12人目になれるように自分なりの方法を考えるのがいいんじゃないでしょかね。(適当に書いたけどこれはいいかも!)
北京のCCTVなど作った建築家の重松象平さん
自分がどうしたいか、ということをシュミレーションすること。自分の主観的な立ち位置を常に持つということ。なんでもかんでも、漠然とで良いんです。思うがままに、好きだと思うものや興味をそそられるものを意識する。そして何でこれが好きなんだろう、なんでこうしたいと思うんだろうって自己表現の奥底にある理由みたいなものを気軽に追ってみる。そうすると発想力も決断力も上がるような気がします。自分の感性を形成しているバッググラウンドを理解しようとすることでしょうか。でも、気をつけなくちゃいけないのは、ある固定したイデオロギーに則ってそうするわけじゃなくて、ケース・バイ・ケースだということです。ある意味信念もビジョンも無いくらい自分をオープンな状態にすることによって、逆に各状況が持っている特殊性に目をつける感性みたいなものが研ぎ澄まされるからです。
主に、仕事で人と話している時に、口で言っていることと実際に思っているんだろうなってことの乖離を見たり、その間にはきっとこれがあるんだろうということで、「つまり○○したいんですよね?」とまとめてしまう癖があります。目の前の何か事象をとらえると、いい方向に向くとは限らないので、否定する訳でもなく、正しい方向を見せた上で次の方針を考える作業ともいえるかもしれません。
そういった意味合いでも、深堀りして、なんでこう考えるんだろー?って追求していくことが自分の個性であったり、唯一感を演出するための道筋なんじゃないかなと思う訳です。
ちなみにやりすぎると『Think Simple』の逆行でやたらと意味を考えてしまって、真実からずれることもあるのでほどほどがいいと思います。最近は、上司になんでこんなにスキルや人格を求めてしまうんだろう?と考えたら、ビジネス書の読み過ぎと最低経験年数分はそれができる!と言えるようになりたい!と思う私の信念?を自然と相手に照らして考えてしまうのかもな、と思い当たりました。ああ、ほんと辛い。(以下、自粛)
落語家の柳家花縁さん
人からいわれたことですけど、思ったこと、いったこと、やったこと、この3つがひとつになったら、次のステージに上がれるっていうんですよ。それにはまず、自分の思いに注目することです。自分がほんとに幸せなのか、楽しいのか、ワクワクしているのか、つまらないなら、何をつまらないと思っているのか、腹立たしいのは何を怒っているのか、原因を探る。自分の思っていることを内観する、ということですね。
あら、特に意識してなかったんですが、重松さんと似た方向ですね。
attic の 五味美貴子さん
この人のカフェ、一度は行ってみたいなーと思ってたら、この前行ってたことが判明しましたw ちなみに系列店は店名が全てaで始まるのは五十音順対応なんでしょうねぇ。昔、結婚式場が某結婚情報誌が五十音順だったこともあり、こぞってaで始まる会場にしたという話がありますが、それになぞらえているのかもしれませんね。
いわゆるオシャレかふぇ飯なわけですが、味付けも優しくてちょうど良かったです。
店内もオシャレなので、ランチに行くにはいい気分転換ですね。 ただ、このお店は2階にあるんですが、立て付けが甘いのか、結構揺れる・・・地震起きたらここにはいたくないなぁ。
この本だよ
発想をお仕事にする人の発想術―活躍する70年代生まれの11人のクリエーターたち
- 作者: 岡本象太
- 出版社/メーカー: 春日出版
- 発売日: 2009/05
- メディア: 単行本
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